復興デザイン会議 第3回復興設計賞を受賞しました!

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【復興デザイン会議 第3回復興設計賞を受賞】

 

観光拠点施設『HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA』は復興デザイン会議が表彰する第3回復興設計賞を受賞致しました。わずか1年で開業に至ったスピード、復興のシンボルを目指し自社だけでなく地域の復興を意識したパブリックマインドを高く評価頂きました。ありがたいことに民間の事業としては初受賞となります。

ご支援頂いた再建チームの皆様に心から感謝するとともに、共同受賞できたことを本当に嬉しく思います。今後も人吉球磨の復興に少しでも貢献出来るよう社員一同頑張って参ります。

 

表彰状熊本大学星野准教授と記念撮影

 

復興デザイン会議WEBサイト

 

【受賞内容】 ※復興デザイン会議公式サイトより引用

受賞名:民間主導による観光拠点「HASSENBA」再建プロジェクト

受賞者:球磨川くだり株式会社、タムタムデザイン、ASTER、PREODESIGN、株式会社一平ホールディングス

 

審査員コメント:

HASSENBAは,令和2年7月豪雨により被災した球磨川下りの人吉発船場をリノベーションした観光複合施設です。まず驚かされるのは,そのスピード感です。豪雨により,発船場は1階が1.5メートル浸水し,川くだりの舟は全て流出するなどの甚大な被害を受けましたが,1週間後には泥出しや掃除を終え,1ヶ月後にはプロジェクトチームを作って再スタートに乗り出しました。プロジェクトの具体化にあたっては,なりわい再建補助金を有効に活用するなど,民間ならではの実行力で,被災からわずか1年で再建されています。また,再建されたHASSENBAは,被災前の乗船券発売所と待合室の機能だけではなく,地域交流を促すカフェやショップ等も合わせた人吉市民にとっても望んでいた複合施設となっています。またその空間も,球磨川越しに人吉城を望むという素晴らしいロケーションを最大限に活かした開放的で居心地の良いものです。被災建物が解体され空き地が広がる人吉において,晴れやかな気持ちで気持ちよく集える場所が存在することの価値は計り知れません。過去2回の復興設計賞は全て公共プロジェクトが受賞していますが,公共が届かないことを,優れたパブリックマインドを持って実現しており,新しい復興の姿を示すものだと評価できます。以上より,令和2年7月豪雨からの復興デザインとして復興設計賞として選定します。